就活は自分探しではない―15卒の感想

就活は自分を探す場ではなく、

自分を創る場。

 

 

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(A君の話)

「企業選択の軸って何だろう」という話になった。

 

本当のところ就活ってなんなのか、正直、わかっていないとおもう。

 

Bは「自己成長に繋げたいからITベンチャー」だそうだ。

Cは「社会貢献できる会社かな?」と言う。曖昧か。

Dは「30才で1000万欲しいから、金融」だそうだ。

 

そりゃ、成長できた方がいい。社会貢献もできた方がいい。

給料だって高い方がいいに決まってる。

 

でも、本当にそれでいいんだろうか。

そんなもんなんだろうか。

 

自分自身に問いかけてみる。

 

“オレの企業選択の軸ってなんだろう?”

 

悩んだけど、答えは浮かび上がってこなかった。

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いかがでしたか?

 

A君は、企業選択の軸について“自分自身に”問いかけました。

 

然しながら自分自身に訊いたところで、

答えは浮かび上がるものではありません。

 

なぜなら、働いたことがない学生にとって

企業の軸を判断すること自体が無意味であり、無理難題だからです。

 

これは実に多くの就活生が陥る罠。

何を隠そう私もその1人でした。

 

自分を虫眼鏡で探して探して、

答えを探そうとしている。

 

でも結局答えは見つかりませんでした。

そして、答えを探すことをやめました。

 

就活は『自分探し』だとよく言われますが、

実は答えは自分の中にないということに気付いたからです。

 

答えは、創り出していくもの。

 

これから足を踏み出そうとしている社会人の世界は、

学生にとって、今までの世界の【外側】にあるはずなんです。

だからこそ、知らない世界をたくさん感じてみることが重要になる。

 

“知らない世界を感じる”これこそが就活です。

そして、これこそが就活の魅力だと感じています。

 

企業の人と話をする。内定者と話をする。

インターンプログラムを体験してみる。

 

なんせ“知らない世界を感じる”ためには、行動しなくてはなりません。

 

「家でぼーっとしているより、

 PCで業界ランキングを調べてみる。

 

「PCと向き合うより、

 本屋に行って本と出会ってみる」

 

「本を読むより、人に会いにいってみる」

 

小さな行動の1つ1つが、自分の意思決定プロセスを大きく変えていきます。

自分を取り巻く環境を、大きく変えていきます。

特に、いい人とのめぐり合いは、人を大きく成長させます。

 

せっかく機会が目の前にあるのならば。

 どんどん人に会いに行ってほしい。