サマーインターンのメリットって結局なんなの?に対する個人的な返答

巷ではサマーインターンの予定が決まり始めているようです。ストレートに合格して選択肢に悩む贅沢な人、壁にぶつかって悩む人、様々です。

僕の場合は後者だったわけですが、今となってはサマーインターン先の企業に行くわけですから、サマーインターンさまさま、足を向けて寝れんです。

ただ、サマーインターンに行かないと後悔するか?というと、そんなことはない(と考えています)。むしろ自分のやりたいことやってくれと。

そこには前提があって、「サマーインターンに行かないリスクを把握する」ことがかなり大事かと。特に、大企業行くとか、いいとこならどこでもいいやとか、“普通”の就活をする予定の人は「サマーインターンをスルーすることによるリスク」分かってますか?

大大大前提として、最終的には自分の人生楽しく!就活は人生のステップアップ!くらいに捉えるのがいいです。その中で、サマーインターンの存在って何?という感覚で。気楽に。

サマーインターンで得られたもの

1.GD(グループディスカッション)に慣れた

2.ご縁を“作り出す”余裕ができた

3.秋に成長する時間がとれた

4.就活楽しめる

要は全部時間的なやつですわね。

1.GD(グループディスカッション)に慣れた

GDには場馴れというか、その場の勘というか、バランス感覚というか、場数を踏んで身に着く力があります。

某人材系企業の選考で、毎回2時間くらいのGDを4次選考まで経験しました。計8時間か。GDの内容は、よくあるやつです。「情報処理して、リーダーシップちらみせして、最後プレゼン能力」って感じのね。ここでだいたいGDにおける優秀さとNGが身についたかなぁ。

算数における掛け算みたいなもので、冬の選考中に慣れようと思うと大変。

一般的に、夏は興味を広げる時期なのに対して、冬は企業を絞る時期。そんな時期に、GDの力も同時に磨くとなると、

 最悪の場合:作業効率が落ちる→他にやるべきことができない→出会えていたはずの企業に出会えない、受かっていたはずの企業に受からない

ことになる気がする。だから、ESや企業研究などの他のプロセスと同時並行で進めるのではなく、独立させた前提条件としてとらえるべきね。

冬には「君は最終的にどこに行きたいの?」というそれなりの判断を迫られます。この時期にGDの力を並行して向上させていくとなると、マラソンしながら朝ごはんを食べるくらい、非効率だなぁと感じる。朝早く起きて、準備体操してから行けと。もちろん、マラソンしながらウィダーインゼリーっていう手もあるんだけどね。

とにかく、可能走行距離が長くなるということは、それだけ出会える企業の数が増えるということです。

ま、何もGDで120%の自信つけなくてもよくね?受かれば。っていう反論もあります。本番(2月)前に自信つけときたい人は、人材やベンチャーで軽く準備体操するとよいかも。人材やベンチャーは早期にかつ低いハードルでGDを経験できるので。但し、上のようなリスクもありますよと。

2.ご縁を“作り出す”余裕ができた

実際に夏に製薬見て、2月にヨーロッパ旅行で製薬コンサルタントのドイツ人と知り合う→4月に日本で会ってアドバイスもらう、といった縁もありました。夏に製薬見てなかったらこの出会いも実質なくなっていたと思うと、不思議なもんです。

3.秋に成長する時間がとれた 

夏にESが全然かけなかったこと、自分より優秀な学生の存在を肌身に感じることができたこと、自分がこれまで「なんとなく」生きてきたことの自覚、社会にはたくさんの尊敬できる人たちがいるのだという発見。

こういった経験をしておくと、就活本番までに自分の意識がちょっとだけ成長します。なんとなく読んだ本からも「これは自分にも応用できる!」と発見したり。

人の成長は本または他人からしか得られない、という話は有名ですが、そういった「出会い」は偶発的で、いつやってくるかわかりません。自分の課題や弱みを把握しておくことができるのも、サマーインターンのメリットです。

 サマーインターンに行かない場合でも、少しだけセミナーに顔出してみるとか、少しだけ友達と就活の話をしてみるとか、勢いで選考申し込んじゃうとか、0.01でもいいから行動すると、意識の上では100、1000の違いになると思いますよ。

4.就活楽しめる~内定獲得ゲームからの脱却

これは夏に限定した話ではなく、早めから就活するメリットですけれど。

就活楽しかった?と訊かれて「楽しい」と答える人がどれくらいいると思いますか。当社の体感では非常にレアです。サファリパークのガルーラ・ケンタロスレベルです。これが現状。

でも正直、これってすごくもったいないなと思う。就活生というのは特別な身分なわけですから、活かすべきだと思うんです。

身分を生かして色んな会社に潜入して、ごはんをごちそうしてもらったりする中で、自分が社会人になったら聞けないような話もきけます。

こういった話や繋がりって、将来どこでどう生きるか分かりません。これからは情報と情報を繋ぎ合わせて新たな何かを創出していきましょうやっほーいみたいな時代でしょ。もっと学生の利点いかしたらみんなもっと楽しめたのでは?と思う。

内定を獲得するだけが目標の就活ではなく、今後数十年間の将来のため。そう思って臨んでみてはいかが?人によって向き不向きある考え方だと思いますが、なんとなーく生きてる人にはやっぱりおすすめしたいです。

たかが就活、されど就活

サマーインターン参加しない場合に失うものはイメージできましたか?そして他の活動と比較できそうですか?もちろんこれが正しい!というわけではありません。私もただの学生で、この春就活してたくらいですから、1つの意見として扱ってもらえれば。

ずーっと「たかが就活、気楽に楽しく」って論調で来ましたが、されど就活です。きついこともたくさんあると思います。そのようなときには都度、友達の力やお酒の力、趣味の力を借りてリフレッシュです。

僕自身、意外とESの返事返ってこなくて、受けた企業少なくてこのままじゃやばいまずいしぬ…(汗)ってなってました。そのあとすぐ内定出てほっとしました。正直ね。

後悔のない就職活動かってのが大事です。将来のビジョンとか日本のあるべき姿とか就活論とか、探せば大人の経験も頭脳もある人たちがたーくさん興味深い話をしてくれていたりします。

僕が言えることはここまで。信頼できる情報源として、何人か社会人をフォローしておくといいですよ。

最後に後悔のない就活のために重要そうな要素を並べておくので、参考までに

  1. 時間を味方につける
  2. 人脈を作る
  3. モチベーションの源泉を発見しておく
  4. 行動する習慣をつける
  5. タイムマネジメント能力を身に着ける

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