1ヶ月でTOEIC685→850の振り返り
5月/6月で685から850
大学の関係で、TOEIC730以上とる必要がありました。結果はタイトルどおりです。体験記として、勉強法とコメントを記しておきます。
4月勉強開始
5月上旬に685
6月上旬に850
IPテストだったので母集団のレベルの低下ということも十分にあり得ます。
ちなみに会話やライティングなどのアウトプット向きではありません。あくまでTOEICスコアに特化した結果です。
それから現実問題、日本語から離れられない場合は余分に時間がかかると思われます。私は最後の2週間ほどは一日に5~6時間ほどを「TOEICの勉強しかしない時間」にあてました。特にリスニングにおいて、日本語を介さずに頭にイメージを創る練習として、相当有効です。「いかに英語に馴れるか」と同時に「いかに日本語から離れるか」がスコアアップの要件です。
勉強開始から
4月
・TargetScore730
・勉強法の勉強に費やす
「TOEIC600点突破に二年掛かった俺が選ぶ、勉強を始める前に読んでれば良かったと思うエントリー5つ」
・「究極のリアル模試part1」でスコアレンジ680-730(基準は甘め)
5月
・TOEICテスト1回目 Total 685 L=325 R=360
6月
・TOEICテスト2回目 Total 850 L=410 R=440 クリア。
TOEICを受けるか、もしくは出家する?
4月に入って、大学の授業にTOEICが730点必要だと分かる。TOEICなんて受けたことないし、勉強前の英語力はTOEIC前の英語の素地にある程度のものだし、「2ヶ月でTOEIC730」なんて無理でしょ、これはもう出家してしまおうかとさえ思った。
やり抜き主義の一本槍がおススメ。
それでもやるしかなかったので、準備しました。山を登るときには、登山の心構え、頂上へのロードマップ、装備の確認は怠ってはならないものですが、それと一緒で、ほぼ勝負が決まるといっても過言ではないほど。
ターゲットスコアはあくまで730。それさえとることができれば、800点を超えるような問題は解けなくてもいいわけです。
実はこのやり抜き主義こそが、良い戦略でした。山のたとえで言えば、たかが高尾山でも、徹底して登る人間の方が力がつくようです。
教材について
大学でTOEIC890の友人がいたので、彼に話を聞いてみました。どんな教材がいいの?と聞くと、「僕もこのシリーズの900点やってます」と教えてくれたのが、これ。
CD付 2カ月で攻略新TOEICテスト730点! (TOEICテスト 残り日数逆算シリーズ)
- 作者: 横本勝也,早川幸治
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迷わず買うことに。まず、残り2ヶ月というところがいい。一日2倍のペースでやればいいわけですから。結局、何か一つの教材をやりこまなければならないわけなので、決めるのは早い方がいいです。
AMAZONで購入し、家に届いてみると、予想よりはるかによくまとまった教材という印象でした。
730を超えるために必要な問題が多く載っていること、カウントダウン形式かつ実際の形式への対策に特化しているため、消化していきやすいことがその理由。
実は2ヶ月のうち、最初の2週間ほどは「TOEICの勉強法を勉強」していたのですが、迷いなく突き進めたのはこの記事のおかげです。。
記事を参考に揃えたのは
「出る順ボキャブラリー990」
「超リアル究極模試」
「TOEIC公式テストvol.4」
の3つ。
「出る順ボキャブラリー990」
ある後輩曰く「出る順を勉強しただけでTOEIC880を取りました!」。中2でTOEIC880とったらしく、スーパー中学生すぎて参考にならないかと思いきや・・・
Duoなどやっている時間のない自分にとっては最短距離の単語帳だったので、これも即買い。選択と集中です。笑
「超リアル究極模試」
模試系は1つ欲しいなぁと思っていたところ、大学の本屋で激推しされていたので。
著者が元商社マンで、これまでの教材とは一線を画す分かりやすさ、合理性。とっても復習がしやすそうなレイアウト。
公式の解答にはない、納得のいく解答と付随データ(正答率など)が揃えてあったため、非公式模試の中では超リアル模試を選択。
「TOEIC公式テストvol.4」
高いんだけど、後輩の部屋でたまたま見つけたため、「これ借りてもいい?」と訊くと「いいですよ!」と後輩。ありがとう後輩。
実際のTOEIC試験を知ることが自分を安心させてくれる。
これらの選択は、僕にとってベストチョイスだったと思う。
全てを最短距離の教材でそろえることができたから。
そしてどれもこれも「だから何?So what?」に答えてくれる教材で、実に合理的。
実際に書籍としての教材はこれだけ。
実践編
一番の伸びを感じたのは、リスニングの追い込み
TOEIC初心者にとって、紙面でみる英語と耳から入る英語には大きな差がある。よくある例だと「掘った芋いじんなwww」と「what time is it now?」。
この壁を乗り越えるためには、ディクテーションとシャドウィングが役に立つ。細かいところ(of,with,-s...etc)を、否が応でも形にしていくと、自分の分かっていない部分(自分の中に浸透していなかった表現)浮かび上がる。「あぁ自分はここが分かっていなかったのだ」と納得する。
このプロセスはとってもイライラする。だけど、大きな成長を感じる、とっても大切なプロセスだ。
1週間前(追い込み時期)の勉強内容
英語漬けの内容。
①「TOEIC2ヶ月730点」をばりばりばりー
②Listeningで一度といた問題を、まずは正解をみずに答え合わせ。何度も何度も何度も音声を聞き、場面を想像して、答えをみずに正解にたどり着くようにする。何度でも何度でも何度でも聴く。ドリカムもびっくりなほど、聴く。英語が嫌いになれば、成功。
④「出る順990」の1.2倍速か、BBCニュース。両方iPhoneのアプリに入れておくと便利。
⑤家でリラックスしたいときは、コーヒーを飲みながらオーストラリアABCニュース。イギリス英語の発音に慣れることも大事。イントネーション的ななにかが体に染み込むと信じて、寝てるときも垂れ流しておく。
⑥気分転換したいときはSkypeのオンライン英会話。Have fun with foreign tutors!(TOEICのReading対策もやってくれます)。
全てを英語で満たします。これで2回目ですが、英語が嫌いになれば成功です。笑
限られた時間でスコアアップに繋げるための工夫
*睡眠時間はきっちりとる
*自分の努力が目標に対して最短距離かを定期的に把握、都度修正する
*何を「やらないのか」を決める
箇条書きで申し訳ないが、説明は不要でしょう。
あと、割とどこでも勉強できるので近くの喫茶店とか遠回りした地下鉄の中でリスニングしてました。家で一人でお地蔵さんみたいに勉強するのは性に合わなかったので。
最終的には、方法論よりもメンタル。笑
一番大事なのは、TOEICで目標を達成するのは他でもない自分だと認識することです。自分ごとだと潜在意識が認識してしまえば、ほぼ達成したようなもの。
この記事を最後まで読むほど自分ごとに感じているあなたなら、必ず達成できるはずです。YOU CAN DO IT.